眼精疲労(がんせいひろう)、目の疲れの原因、治療、測定

みなさん、眼精疲労でお悩みですね!ひどい疲れ目で休職している人、会社を辞めた人、ノイローゼになって自殺したいと言ってる人もいるんですよ。

眼科の世界でほぼ放置されているこの深刻な問題、自分なりに科学的に考えてみました。

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眼精疲労、疲れ目の原因はなんでしょうか?仮説をたててみました。「目の疲れ」自体があいまいなものなので、仮説が正しいことを証明するのは不可能ですが。


●大高と鄭医師がたてた仮説(2009年にたてた。理論的にちゃんと考えた最初の眼科医かもしれない)

瞳孔括約筋の疲れ+毛様体筋肉の疲れ+ドライアイによるひりひり感の蓄積=目の疲れ

●仮説をたてたプロセス

☆パソコンを使って仕事をすると、ものすごく目が疲れる。スマートフォンはもっと疲れがひどいと自分は感じる。紙で仕事をしても目は疲れるが、ここまでは疲れない。

→パソコンやスマートフォンのモニターは可視光線を発している。可視光線を感じると、瞳が収縮する。

瞳が収縮しているということは、瞳を収縮させる筋肉(瞳孔括約筋・どうこうかつやくきん)を常時使っているということで、当然瞳孔括約筋がものすごく疲れるのではないか。これを疲れと感じているのではないか。

☆パソコンやスマートフォンで目が疲れたなぁと思ったとき、自分たちが開発しているEPFアイプロテクショングラスをかけて有害な光をカットすると目が楽になる。普通のサングラスでもやっぱり楽になる(自分自身の体験より)

→光をカットすると瞳孔括約筋が楽になるから目の疲れが楽になるのではないか。

☆ しかし、紙でも目が疲れることもやはりある。

→紙でもパソコンでもスマートフォンでも、頑張ってピントを近くにあわせているので、ピントをあわせる筋肉(毛様体筋肉・もうようたいきん)も疲れるはずだ。これは紙を使っての仕事でもパソコンを使っての仕事でも同様におこるはず。

☆涙点プラグでドライアイの治療に成功すると、目の疲れが楽になったと多くの患者さんが言う

→ドライアイがあると、目の表面がひりひりします。そのひりひりが蓄積すると、徐々に疲れ感となってくるのではないか。

●結論として

紙での仕事で目が疲れるのは毛様体筋肉の疲れが主体。
パソコンやスマートフォンや携帯での目の疲れは、瞳孔括約筋の疲れ+毛様体筋肉の疲れ

これらにドライアイが加わると、疲れ目感がさらに増すというわけです。

疲れ目で困っているみなさん、自分たちの理論、結構いい感じでしょ?(^^)


では、眼精疲労、疲れ目の治療はどうすれば良いのでしょうか?


@自分たちが開発しているEPFアイプロテクショングラスをかける。手持ちのサングラスでも効果は感じられるでしょうが、いろんな面で使いやすいように作っています。使った方に喜んでもらえたらうれしいです。

Aモニターの輝度をできるだけ下げる。

B近くで物を見ない。

C毛様体筋の緊張をほぐす点眼をする。

Dモニターを代表に、見るものの位置を低く。高いと目が大きく開くので目が乾きやすい。

Eドライアイがある人は、涙点プラグ挿入や、ドライアイの点眼で対策を。ここをご覧ください。

F市販の内服薬の効果は、理論的には?眼精疲労でノイローゼになるぐらいなら試すのも悪くないかも。

Gそれでもだめならあきらめる。体のことはあきらめも大事です。

こんなところではないでしょうか。点眼の処方やドライアイ対策、アイプロテクショングラスの試着をご希望の方は、いつでも病院に来てください。


ちなみに、毛様体筋の緊張度は測定できます

毛様体筋の緊張(調節緊張)、異常な動き(調節痙攣)を測定する方法がありませんでしたが、できたんです、それが。

横浜相鉄ビル眼科医院では、調節機能を測定する機械(二デック社 AA1)を導入しております。これを導入している眼科はとってもとっても少ないです。というのは、この機械で測定しても、検査費として病院に入るのは1回380円と決まっているので、本体込みで250万円の機械を導入するのはかなり気合いがいります。

当院は、私のポリシーで、採算は全く度外視して、必要な検査機械をばんばん入れることにしておりますので、入ってるわけです・・・・といいたいところですが、少々種明かしすると、私、この機械の開発をいっしょにやったので、開発料はただのかわりに、普通より大きな値引きをお願いしたのです。

測定してみると、「なんかおかしい」とか、「疲れる」とかおっしゃる方に、調節緊張や調節痙攣が非常に多い。で、目薬を処方すると、けっこうよくなるんです、これが。

興味がおありの方、あなたの調節機能を一度測定しにきてください。まぶしくもなく、痛くもなく、5分ぐらいで両眼測定できます。ちなみに老眼の度合いなんかもばっちりグラフで出ます。

●以下にグラフを示します。グラフの左は遠くを見ている状態、右は近くを見ている状態をあらわしています。正常眼のグラフを見ると、

左のほうの棒、すなわち遠くを見ているときは調節量が少ないので棒が低く、リラックスしているので色が緑

右のほうの棒、すなわち近くを見ているときは調節量が多いので棒が高く、緊張しているので色が赤

という結果が出ています。

これが、慢性的な疲れで調節がうまく効かなくなる「調節緊張」とか「調節痙攣」という状態になると、めちゃめちゃになってきているのがおわかりいただけると思います(梶田眼科 梶田先生作。尊敬している先生の一人です)。



●なお、このページの内容は、オールアバウトという健康情報紹介サイトにて紹介されています。

トップ
http://allabout.co.jp/

記事
http://allabout.co.jp/health/eye/closeup/CU20041203A/index.htm

mail: otaka@isao.com

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